(まさか……、おばさん?)
おばさんは、わたしを探している。
きっと、内密に。
だから目撃情報が消えたとしたら。
おばさんが探偵でも雇った?
おばさんの保身のために。
わたしに残されたお金を、使って。
警察に見つかる前に連れて帰ろうとしてる?
これだけの騒ぎを起こした娘が誘拐ではなく飛行少女になって家出してました、なんて。
公表したくないよね。
あの人にそんなことが、できるずない。
だから宗吾さんが来たんじゃ――。
「ねえ。宗吾って、どんなやつなの」
「……!」
「そろそろ教えて欲しいな。お手伝いしたいからさ」
幻さんには、わたしの過去や家の話をした。
でも、二人には、まだできていない。
イロイロと聞いてこなかったのは、ずっと気を使ってくれているから。
……伝えなきゃ。
「はい」


