そうして黒梦のメンバーになった愁は 相変わらず荒い運転してやがるが、着実に経験値を積んでいる。 「なあ、幻」 「なんだ」 「俺はお前に拾われたことを感謝しているんだ」 愁は、俺にそんなことを言ってきやがるが。 あのとき。 あのタイミングでお前に出会えたことに。 「だから。幻に助けが必要というならば。俺は、なんだってしてやりたいと思う」 俺の方が、救われたこと。 そして、ライダーとして成長したお前との勝負を楽しみにしていること。 そんな気持ちが。 アイツに伝わる日が来るだろうか。