「明日、リナちゃんに聞いてみようっ」 リナちゃんは友達が多いから、知ってるかもしれない。 先輩のハンカチを畳んで、カバンに入れる。 一瞬脳裏に和泉くんの姿が浮かんだけれど、それを掻き消すように、わたしは首を振った。