3秒後、きみと恋がはじまる。




茜くんは、きっと私ほど私のことを好きじゃなくて。

私の「好き」のほうが茜くんの「好き」よりも、比べ物にならないくらい大きくて。


そんなこと、わかってたのに。


少しでも、ほんの1ミリでも、茜くんの気持ちが私に向いているってだけで、奇跡みたいに幸せだったのに。



だけど、でも、だって。


他の女の子に、キスされることないじゃん……。




いろんな気持ちがぐるぐる回って、もう嫌われちゃったかもしれないと思ったら、また涙が溢れた。


こんなに大好きなのに。

茜くん以外に、こんなに素敵な人いないのに。


雪音ちゃんに、絶対に取られたくなんかないのに。



……どうしてあんなこと言っちゃったんだろう……。