「まあ、時間合ったらな」


「いいの!?全力で合わせるね!」


「…そう」



ぶっきらぼうな、きみの甘さ。

やっぱり彼女って最高だ!



真っ暗闇に、輝く月。

冷たいようで温かく私たちを包み込んでくれるそれは、まるで茜くんみたいだなぁ、なんて。

そんなことを考えながら並んで歩いた、秋の夜。