3秒後、きみと恋がはじまる。




「って、湿布もらってないじゃん!
早く湿布貼ってもらいな」

「はっ、そうだ!」


捻挫した足に湿布を貼ってもらうのを忘れていて、慌てて保健室に入って、湿布を貼ってもらった。

まだお礼を言ってくれる雪音ちゃんに「気にしないで!」と笑って、ユリとスミレと教室に戻った。



「あ、桃いた!」
「大丈夫?何かあったの?」



教室に入ると、私の努力を知っているクラスのみんなが駆け寄ってきてくれる。



「ごめん!決勝なのに行かなくて…」


誤ると、みんなが「謝らなくていいよ」と首を振った。


「有村くんとのデートのチャンスだったのに来ないってことは、何かよっぽどの事情があったんでしょ?
桃がどれだけ頑張ってたか知ってるし」


「準優勝も十分すごいよ」


「そうそう。あんなに球技大会に気合い入れてるやつ、三好くらいだよ」



男子の言葉にみんなが笑うから、私もつられて笑ってしまう。みんなが優しくて、よかった…。