3秒後、きみと恋がはじまる。



「桃、お人好しすぎるよ…。雪音ちゃんなんてライバルかもしれないのに。
ライバルのこと助けて、デートのチャンス棒にふるなんて……。

まあ、そういう桃が好きだけど」

「ユリ…」

「うん、要領悪くてお人好しで、桃らしいかもね」

「スミレぇ…」


2人の言葉が心にじんわりと染み込んで、堪えようとしていた涙がぽろぽろとこぼれた。




「っ、茜くんと、デート、したかったぁ…」




しょっぱい雫が頬を伝って、2人は眉を下げて笑って、私の頭を撫でてくれた。