そのあと幾田さんから【残り17人】というメッセージが届いたあと、予告動画は綺麗に消去されてしまった。
それでも二度目の聴取が行われることになり、全員が終わる頃には外は暗くなっていた。
「あず、お母さんが車で迎えにきてくれるみたいなんだけど、一緒に乗っていく?」
校舎を出ていくクラスメイトたちの表情は暗く、誰ひとりとして笑顔の人はいなかった。
「ううん。近いから歩いて帰るよ」
「……そっか。気を付けてね」
「うん。家に着いたら連絡する」
あずと校門で別れた私はとぼとぼと自宅へと続く道を歩いていた。
青白く光る外灯には無数の虫が群がってバチバチと音を立てている。そんな気味の悪い道をひとりで歩いていても恐怖はない。
怖さに慣れたのではなく、目の前で人が死ぬということ。次は自分かもしれないという恐怖以上のものなんてないと思う。
昨日予告された10人は首を絞められたことによる窒息死だと、すぐに判明した。



