「うう……い、息が……で、きない」
「ハア……ッ……やだ、苦しい……苦しいっ」
バタバタと順番に倒れていったのは予告された人たち。
もがくようにして身体を捻ったり、首元にあるなにかを取ろうと、必死でみんな抵抗してる。
「わ、私、警察の人呼んでくる!」と、走って理科室を出たのは戸上さんだった。私は一番近くにいた河口さんに駆け寄る。
「だ、大丈夫……!?」
「ロ、ロープが、首に……」
そう訴える河口さんの首にロープはない。でも確実になにかがめり込んでいる痕があり、どんどん顔色が赤黒くなっていく。
予告された人たちがひとり、またひとりと動かなくなっていく中で、戸上さんが呼んできた警察が部屋に入ってきた。
「どうした!?」
駆けつけた中には、鈴木先生もいた。
床に転がっている生徒たちを見て、その異様さにようやく気づいたようだ。
「……ぜったいに、ゆるさない、おまえもみ、ちづれに……」
乙部くんが森元を睨んだあとピタリと動かなくなり、河口さんは私の手を握ったまま亡くなった。



