予告動画




「でもぶっちゃけスケコも悪いでしょ」

開き直ったように麻生さんが言った。


「だって、内気そうなあいつをせっかくクラスの輪に入れてあげようって盛り上げてたのに超つまんないっていうか、対応力がなさすぎでしょ」


麻生さんの言葉に、クラスメイトたちも「だ、だよね」と同調する。



「死ぬのは勝手だけど学校の屋上ってところがもう自分勝手だよね。自殺するなら人気がない山奥とかで――」


饒舌に喋っていた麻生さんの声が止まった。


どうしたんだろう、とみんなが注目する中で、麻生さんの身体が突然奇妙な動きをしはじめる。



「え、な、なにこれ……」


右腕が誰かに操られているように外向きになり、可動域を越えた瞬間に、ボキッという鈍い音が教室に響く。



「きゃあああ……っ!」


まるで動画と同じような麻生さんの叫び声。