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クリスマスデート

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そのまま、1日仕事を頑張ってると、間も無く18時という頃、スマホが鳴った。

見ると、桐生さんからメッセージの着信。

『今夜、少しお時間ありませんか?』

なんだろう?

今日は週の初めで、特に予定はない。

仕事も落ち着いていて、それほど忙しい訳でもない。

『大丈夫ですよ。
19時には上がれると思います。』

そう返信をした。



19時。
私たちは、またロビーで待ち合わせている。

私がエレベーターを降りると、また桐生さんが先に待っていた。

「お待たせしてすみません。」

私が言うと、

「いえ、俺も今、来たところですから。」

と桐生さんは微笑んでくれる。

「栗原さん、お腹空いてます?
レストランとこの間のジャズバー、
どっちがいいですか?」

桐生さんが、並んで歩きながら聞いてくれる。