私が最期に言いたかったこと

【胡桃side】


─ バタンッ ─


大きい物音に、私は、上に上がろうとした───




が辞めたのは、その主が私の双子の妹月海だったから。





「る、月海??」






その声に反応して可愛い笑顔で






「なんでもないんだけど?関係ないよね?」






私は、月海に嫌われている……






それは、私とみっくん───澪との距離が






近いからだろう。






私は、階段を上り自分の部屋に入る






「月海に何か言ったの?」






澪は、目を見開き────







「うん。お前とは結婚しねぇって」







あ──なるほど……お嫁さんの話か────







そう私の家は、結構お金持ち"らしい"だから







幼なじみの澪の結婚相手を月海







雪兄───雪音の結婚相手に私を────







そう政略結婚────







そんな話小説や、漫画でしかみないじゃん?!?







何が政略結婚なんだ────







って思ってた……。







私は、親が嫌い。







話を聞くのも嫌なくらい。







「ふぅん。そしたら出て行ったと?」






「あぁ。俺悪くねぇのにな」







澪は、たまに悲しそうな顔をする







どこかに行ってしまいそうな────







消えてしまいそうな────







そんな感じの表情を見せるのだ────







「ご飯もうすぐで出来るし、降りよっか」







澪は、頷くだけでそれ以上は、何も言わなかった。






「澪。いつ帰るの?」






「食い終わったら、帰るよ。」






「そっか。もうちょいゆっくりする?」






「おう。」







澪が帰るまで、2人でゲームしたり、






漫画読みながら、話したりして、






楽しく過ごし、澪は、帰って行った────。