私が最期に言いたかったこと

【楓side】

『んー!……もうすぐで家に帰るのか……』



その声で俺は、起きた。




『誰?』と聞く前に聞かれてしまい。




声の主の方に顔やると




そこには空音ちゃんがいた。




俺が空音ちゃんと会ったのは────2年前だ。




つまり俺が高1。空音ちゃんが中3のときだった。




まだ小さくて(今も小さいが)可愛らしい雰囲気で




人一倍目立つ空音ちゃんは、園芸部の




チラシ配りの時に話しかけてくれた。




『ここの植物園って園芸部が管理してるんですか?』って



可愛らしい見た目に、赤渕眼鏡の空音ちゃんは、




とても可愛かったが…入学当初───




学年代表のスピーチで体育館内は『かわいい』やら




『え?あんな子が1年?』とか騒がしかった。




────とまぁこんな感じで俺は、覚えていた。




なのに、覚えられてなかったのが、ちょっと嫌で、




戻ろうとした空音ちゃんの足止めをしてしまったのだ



そして、勢い余って───デートに誘ってしまった……




しかもOKだったことに、驚きだった、




「楓先輩!この花なんっていうんですか?」




「え?それ?それはね────」




と話していると……




「あれ?楓?」




俺は、振り向いた……




そこに居たのは────




「す……みれ?」




「あー!やっぱ。楓だったぁ。」




柳 菫(やなぎ すみれ)。俺の幼なじみ(?)




「な、なんでここに?」




横で誰?と言わんばかりの顔をしてる、空音ちゃん。



「いやぁ。ここでやってるの知ってたから来たら居るかなって」




「え?誰が?」




「楓が」




即答した…────




「で隣の可愛い子は?誰?」




「あ、すみません。たちば────」




慌てて、止めた。




そして代わりに、




「彼女とデート中だから菫邪魔しないでくれるかな?」



「え……?誰とも付き合わんって言ってはったやん?」




「気が変わった。別に俺が誰と付き合おうが俺の勝手だから。」



そう言いのけ、「行こうか空音ちゃん」っと言った。





2人とも驚いた顔をしていたが────




無視して空音ちゃんの




手を引いて歩いたのだった────。