私が最期に言いたかったこと

【優樹side】



俺の名前は、棗 優樹────。





なぁんか見たことあるなって思うやろ





最初の方にでてきた関西弁の謎の人が





俺や。





今日の放課後、ぶつかってしまった





橘さんに即興で書いたメモを渡して────





そのあと帰った。





─ ガチャッ ─





家に帰ると、月崎 萌結(つきさき めい)がいた。





萌結は、俺を見るなり顔を明るくさせ───。





「あ、優くんおかえりなさい」





と呑気に行っている。





「え?なんで萌ちゃんがいるん?」





俺は、名前の最初の漢字を取り────





萌(もえ)ちゃんと呼んでいた。





「なんでって昨日から、いるじゃん」





そう、萌ちゃんは、昨日きた俺の義妹だ。






そして、今台所にいるのが────





お義母さんだ。






「ごめん。忘れとってん」






萌ちゃんは、可愛く頬膨らませ、『もう!』と





怒っている






「萌ちゃんごめんって……!!」





「もう……いいよ義兄ちゃん」






俺は、『ありがとう』とだけいい、





2階へ上がった───






亡くなった俺のお母さんが作った名前プレートには────。




『ゆうき』とかわいい字体で記されている





── ガチャッ ──





「?!」





誰もいないと思ってた俺の部屋には





10個離れた兄貴がいた────






「な、何してんの?兄貴」





「彼女から逃げてきた……」






静かに言う兄貴





「いやいや!!何してんねん!で、彼女さんは?」





「い、家の前に居て」





家の……まえ?





「え?金髪の人?」






そう聞くとびっくりした顔で────






「そ、それだよ!何か聞かれたか?」






聞かれたことを事細かに説明すると────。






「─ ガバッ ─ さっすが!!俺の弟!!!」






「うん。それは、いいんやけど、仕事は、どこから行くん?」





「ここから」





即答したし。






兄貴の名前は、





棗 夏樹(なつめ なつき)





大層モテそうな顔立ちに────。






スタイルがすごくいい────。






俺なんかよりもっと────。






「うーんまぁええけど────」






と言おうとして、止まったのは────。






萌ちゃんが入ってきたからだ。






「え、だれ?!」






泥棒?!と言った顔をしている






「兄貴、この子がこの前言ってた萌結ちゃん。」






「ふぅん。可愛い」






可愛い子に目が無い兄貴は────






すっごい観察している。






「も、萌ちゃん何か俺に用事?」






「あ!そうそうご飯だよってお母さんが!」






「ありがとう───あ、兄貴のは、後で俺が作ってやるから待っといて」






そう言うと兄貴は目を輝かせた────






「待っとく!!」






そうこうしている内に、寝る時間になり、






兄貴と一緒に寝た────。