私が最期に言いたかったこと

【菫side】



今日は、すっごくいいことがありそうな気がして、




街で毎年開催している植物園に、来ていた。





すると、見た事のある後ろ姿に────




声をかけてしまった。




「あれ?楓?」




すると、驚いたように、こっちを見た。




すごく驚いた顔をしている楓




隣には、モデルか?という程の美少女が





不思議そうに私を見ていた。




彼女かと思ったが────





私は、違うと思っていた────





なのに────





「楓は、もう彼女作ってた────」





僕は、こんな名前で、男だということを隠しているのだ────。




正直胸が痛いし、





男が恋愛対象ってのも何だか────。




── コンコン ──





部屋がノックされた────





「はい?」





「お兄ちゃん。ご飯できてるよ?」





6歳下の中学2年生になった妹の




柳 桜(やなぎ さくら)だった。





家では、メンズの服を着ているが────





外では、女の子が着るとボーイッシュな感じになる服を着ていた。




「あれ?お兄ちゃん───出かけてた?」





桜にはいつもバレてしまう。






「そうだよ。ご飯今日は何?」





『オムライスだよー!』嬉しそうに話す桜の頭を軽く撫で────




1階に降りた。





僕と桜それから、この前1歳になったばかりの双子





柊と椿だ。





この家に母は、居ない────




その代わりに俺が母代わりだ────。





柊はお兄ちゃんで椿が妹すごく可愛い双子だ。





桜や、柊、椿は、俺の大切な宝物。





1歳でもよく喋るようになった。




「にぃちゃ!にぃちゃ!」





そう呼ぶのは、柊。




「にぃに!!」




こう呼ぶのは椿だ、椿は、よく俺の膝に抱きついて寝ることが多かった。




「椿と柊は、本当にお兄ちゃん子だねぇ。」





「そう?桜の写真見せたら『ねぇね!』って元気に言ってるよ?」




そう言うと嬉しそうにして俺に抱きついてくる





桜───本当に可愛い娘(妹)達だ。