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発覚

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嘉人くんのノートを届けた翌週、私は校長先生に呼ばれた。

2時間目が終わったばかりで、宿題を見ようとしている時だった。

校長室に入ると、「どうぞ、おかけください」と会議用の椅子を勧められた。

なんだろう?

最近は子供たちも大きな問題は起こしてない。

思い当たる事がないまま、私はそこに腰掛けた。

「実は、先程、保護者の方からお電話を
いただきましてね。」

クレーム?

誰だろう?

「神山先生が、瀬崎嘉人くんのお父さんと
不適切な関係であるとおっしゃるんですが、
事実ですか?」

っ!!

なんで!?

「いえ、そのような事は… 」

私は力弱く否定する。