いつもなら反吐が出そうな 愁の生ぬるい言葉が 「仕方ないなー」 このときばかりは心に染みて。 ううん あのとき あの雪の降る夜に 【腹減ってないか】 あの男がオレに声をかけてきたときだって。 オレはこんな未来を どこかで期待していて。 「ここ、オレ専用にしてあげるよ」 変われなかったんじゃない。 「はあ? なんで俺の後ろがテメェ専用なんだよ」 変わろうとしなかったのは ずっと ずっと オレの方、だった。 「キミのお姫様になってあげる♡」