あなただけが好きだから





蓮と本条先輩がこちらめがけて走ってくる。
それに続いて霧島先輩。




涼は残念そうに先生の席のほうにいった。




「怜! こい!」




「おいで怜ちゃん」




「二人同時はちょっと!?」




「ちっ」




「諦めて三人で行こうか?」




黒い笑みで蓮をみつめる本条先輩。
なんだか怖い……。