あなただけが好きだから





次の日は、予想もしていなかったことに……。




「おはよう怜ちゃん!」




家の前には満面の笑みを浮かべた本条先輩が。
何故いるのだろうか。




「おはようございます……あの、なぜ家の前に?」




「怜ちゃんと行きたくて!」




あぁ、可愛らしく、カッコいい……。
じゃなくて!




「いや、でも」




「朝から蓮と一人で顔見合わせて大丈夫?」




「それは……!」