「俺は二人を見送らないぞ! ぼっち飯なんて嫌だ!」
涼がビシッと決めながら駄々をこねる。
私をぼっち飯にしかけたのは誰ですかね。
「仕方ないな、三人で食べようか」
ふわりと笑う本条先輩はやはり大人っぽい。
そして三人でお昼を食べる。
異様すぎるこのメンバーに驚きは隠せないけれど。
蓮との喧嘩のショックは段々と薄れてきた。
「うまかったー! じゃあ本条先輩! そゆことで!」
「うん、いいよ。君達も凄いよな……」
感心するような先輩についていけない。
二人とも何の話をしているのだろう。
「じゃあ怜ちゃん、また帰りね」

