あなただけが好きだから





三人で体育館に走る。
でも、これでよかったんだ。




あのまま涼が来なかったらどうなっていたんだろう。




「怜、これから覚悟しとけ」




「ヘタレが何か言っている!」




「何を!?」




「ふっ……」