あなただけが好きだから





「いいじゃねぇか、それに美味いぞ俺は好きだけど」




「な……」




顔が一気に火照っていくのがわかる。
やっぱり蓮は変わった。




前までこんな事は全然言わなかったし冷たかった。
そうなる前は確かに話しやすくはあったけど。




「そうですか! ほら、向こうやってきて!」




ぐいぐいと蓮を内装の方に押しやる。