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まだ、来ていない皆を待つ私は、自販機に来ていた。
この場所、更衣室からは見えないんだ。
ガコン。
冷たいレモンティーを、買った。

「それでさあ、あれ?めちゃくちゃ可愛い子発見!!」

「うわ、マジ好き系なんだけど」


金髪。
見るからに不良。

どうしょう。

「あの、私、急いでるんで失礼します‼」

二人の間をすり抜ける私。

「きゃっ、離して‼」

金髪の一人に、腕を捕まれた。

そして、壁と男に挟まれた。

「知ってる?
この場所、外からは見えないわけ。
壁が覆われてるから、見えないの。

だから、気づかないよ?」

ニヤリ、と笑う男。

その不気味な笑みに、私は怯えた。

「ねえ、俺とさあーーー」ドカン!!!!


えっ、何ーーー?

私の側にいた男は、自販機に強打して倒れていた。

「え、何!?どうし…………っ」


カツンカツン。










「ルナに、触れたのお前………??


それとも、寝転がってるそいつ?






まあ、誰でもいいけどさあ。





離してくれない?
手」


「え、手。イヤ、これは………別にっ」


「別に??


汚い手で、ルナに、触るな‼」



ガシャーン!!!!




男は、自販機に強打して倒れた。

何が、起きたの?


雅くん…………っ。