「ちょっと、葵。ルナに、ルナに俺のルナに何してるんだよ‼」

「アイス取れたよ」

「口で取るなよ!!
あり得ねー。
ルナが、食べられたー!!」

食べ!?!!?

やだ、ドキドキする。

冷たいアイスなのに、唇が熱を持つ。
こんなにも、ドキドキするのは葵くんだからーー。

私は思わず唇を触った。

ドキドキ。
やっぱり、まだ慣れないよ。
「ルナ、いつから葵と?」

「まだ、2回目だけど」

「2回も!?じゃあ、俺とも………キ…「ルナ、次どこ行く?スケートなんて、どう??もうすぐ、期間終わるし。やらない?」

スケート??
あの、氷の上を滑るヤツ?

「私、やったことない。
出来るかな?」

「大丈夫、俺がエスコートするよ」

「おい、人の話聞けよ葵」

雅くん、怒ってる。