君と君の間にいると、何故だか緊張する。

「ルナの隣とか、俺マジ嬉しい」

君と君の間にいる私……

ガタンッ!!

「きゃっ、ごめんなさい」

雅くんの胸の中になだれこむ私…

「ヤス、運転荒すぎ‼」

「いや、俺的には堪らないハプニングで良しだ‼」

抗議する葵。

嫌にニヤニヤな雅くん。

二人共、違うんだ。

「すいません、道悪くてーー」

謝るヤスくん。

「ルナ、こっち来い。
雅は危険だから、忘れたの?変態ストーカーだって」

ストーカーなのは、わかるけど変態までは分からない。
パンツ見られたのは、変態かもだけど。

「バカだな、葵、ストーカーじゃない。

溺愛だ!!こんなにルナを愛してるのは俺しかいない」

溺愛し過ぎて、気持ち悪いレベルだったのは言わないで置こう。

「ルナ、君の愛する俺とのデート楽しみだね。
なにしたい?」

もはや、何から突っ込んだらいいか。

なんか、色々疲れたからな。

「まったり、休みたいな」


「ま、まさかルナからそんな誘いをされるとは。
いいよ、ちょっと待って‼」

ガコン。

「きゃ、何!?」

椅子が急に倒れーーーー。