バァン!!!!

屋上をかけあがり、無理矢理足で蹴りあげたドア。


「「「あ……………」」」


なんか、お邪魔したかも。

「慧、邪魔だった?」

アミちゃんと、指を絡めて抱き締めあっていた慧。

「まあ、少し」
「きゃっ、あれ?ルナ?」
アミちゃんの悲鳴。だけどルナに気づいたアミちゃんは、ルナが思ってるより、想われてるだろう。

アミちゃんの背にちょうどよくなるぐらい、屈んだ。

やっぱりルナの顔色は、悪いまま。

「どうしたんだよ、ルナちゃん‼」












「雅が、なんでルナにこだわるか分かるんだろう?
なんで、ルナじゃなきゃダメな訳?
また、ダンス中に色々あって……あのままじゃ、ルナ耐えられないよ‼」


「そんなにひどい溺愛だったのかよ。
雅も、バカだな。
ルナちゃんが、覚えてる訳ないのに」


えっーーーー?




「雅の、過去に戻ってもいい?」


そして、慧は話始めた。