ーーーーーー!
保健室のドア。中から鍵がかかってる。
雅?
あいつ、なにしてんのマジで。


その時だった。


「やだっ……雅くん、やめて‼」

ルナ…………?


ルナの泣いてる声がした。

「慧、手伝え」


俺達はドアを足で蹴破った。


「はぁはぁはぁ、ルナ!!!」


保健室のベットの上で、雅に腕を掴まれたルナがいた。

そばには、ビデオカメラがある。

何考えてんだ、アイツ。


「何やってんだよ‼雅!」


俺は、雅をルナから離した。

ルナが、小さく泣いてる。
俺は、雅を睨みつけた。

「何って、告白??島津が、ビデオカメラここに置いて『ルナ、抱きたい』言えば好きになるって。
だけど、ルナ……好きにならないんだよ」

「当たり前だろうが‼
つか、よぉく考えて見ろよ‼これ、ちゃんと見て反省しろ」

無理矢理、録画されていたビデオカメラを雅に渡した。


「ルナ、おいでっ。立てる?」

立てないらしい、ルナ。

ルナ、泣いてるの?

俺は、ルナをお姫様ダッコした。

「怖かったな、もう少しだから」

俺は、君を屋上に連れ出した。