「………………ルナ。
俺は、、「私は、雅くんが関係ないなら仕方ないって思うよ。縛りたくないよ。
また、月曜日にね」


ルナの背中は、寂しそうに暗い道を歩いてく。

「あ、、ル………「ルナちゃん、行こう‼」
突然遮られた声は、若王子のモノ。
すれ違い様に、若王子は俺を睨んだ。
若王子の本気が伝わる。

「ルナ?
いいの?
雅くんも、これでいいの?」

俺らを心配しているのがわかる。
「大丈夫、ルナは、若王子と居てよ」

素直に慣れなくて。

君が、泣きそうな顔なのを見ていたのに、何も言えなくてーーー。

チラリ、と振り向いたルナは少し泣いていた気がする。

グッーーーと耐えた。
何も言えない。
何も言えなくて、ただーーー

見つめるしか無かったんだ。