高城雅が、ルナちゃんを溺愛してると言うのはマジらしい。

言いたいことを言ってスッキリしてる顔をした高城。

へー、余裕じゃん。

だけど、やっぱり何故か俺を睨む高城の視線を浴びていた。

「えっと、後二日後に控えた合同学校では、悪さをしないため、委員が目を光らせる訳ですが、夜、9時以降の見回りをします‼
二人一組になり、見回りを行いますが、この委員にはカップル参加の人が多いので、チェンジさせていただきます‼」



「「はあ!?なんで!?」」


高城が、声をあげた。
高城は、ある奴の声に反応した。

「あれ、慧、なんでいるの?」

「アミ、なんで?」

「俺が、アミ以外の奴推薦するかよ。
お前、イチャイチャしてて気づかないだけだろーが」

俺は気づいていたけどね。


「まあ、話戻しますが………カップルで9時以降の見回りなんて、過ちが起きそうなので、変更させて貰いました。
南ルナさんには、俺が。そして、池田アミさんには、清水くんが付きます」


俺が清水くん、と言えば立ち上がり歩いてくる真面目そうなメガネ男子。
「よろしく、清水 直です。
アミちゃん、よろしくね‼」



「「ちょっと、無理だから‼断固反対!!」」


気が合うな、コイツら。

けど、もう決まった話だから。