「何、言ってんだよ、葵…………。
ルナは、今は家に……」


まだ、風邪で休んでる筈。

「やつらから電話きた。
ルナは、今………琥珀の倉庫にいる……」 

嘘って言ってよ。

違うって言ってよ。

「行くぞ、助けに………うっ」

体が、苦しい。

痛い、辛い。

だけど………………


"雅くん………"


君の顔が浮かぶ。

「おい、無理だよ。
そんな体じゃ、俺らが………」




"雅くん、ごめんね…"ーーー。



ルナの顔が浮かぶ。

「俺が、ルナを助ける。
必ず、助けるーー、葵ごめんな。

俺、やっぱり、ルナが好きだ」











葵に、嫌われてもルナだけは、諦められない。


「俺が、助けるんだよ!!「だからってお前そんな体じゃ、無理だよ‼」

息苦しいし、冷や汗だって出る。

意識朦朧としてるし具合悪いけど、戦い勝てる自信はない。

だけど、、





俺が、助けなきゃ意味がない。


「雅を援護するぞ‼」


「まかせとけ!!」

葵、慧、ありがとうーーー。