ピロンピロン。
それは、朝だった機械的な音に目が覚めた。

ベットから起き上がると、葵くんが、抱き締め寝ていた。

雅くんは、ソファで寝ていた。

スマホの点滅。

LINE?

誰?

日向美織ちゃんだ。

何何?

"放課後、買い物行きたいな。連れて行きたいとこがあるんだ。"


連れて行きたいとこーーーーー?


放課後までに、風邪良くして行こうかな。
会いたいし。

二人には、言わなくていっか。

私は二人の寝顔を見つめた。

「可愛い~。無邪気な男の子だ~。」
クスクス、笑う私。

"雅には、危ないから近づくな"ーーー

私は葵くんに言われた言葉、を忘れていた。

まさか、と思ってたし。