日向美織ーーーーー。





ミニパソコンを開いて、リビングで調べた。

日向美織………



ねえ、美織ちゃん。


どんな美織ちゃんでもいいけどーーー

ルナだけは、、

ルナだけは、、、傷つけないで。


どうかーーーー。



パタンッ。


俺は、パソコンを閉じた。



「なあ、雅。


俺は、美織ちゃんを信じたいよ」





「ああ、俺も信じたい」







なあ、雅。



この世界、何を信じたらいいんだろう。







見せ物だらけの世界で生きてるーーー。


だけど、、


信じたい……………ルナだけは傷つけないって。


「俺は、寝るからな」

雅は、部屋に入る。

「あ、ルナ。
おい、ルナに手を出すなーーーよっ」

続け様に入る俺の思考は、切断された。



ーーーーーギシッ。




雅が、ベットに手をつき愛しそうに、ルナを見つめた。


月の光で、雅の横顔が映った。


悲しそうに、見つめる雅。


なあ、雅。







雅は、ルナが本当に好きなんだな。




ルナを愛しそうに見る雅に。

俺は、何も言えなかった。

少しばかり嫉妬、した。

いや、かなり嫉妬した。