「何で、葵なんだ。
俺は、こんなにルナが好きなのに……っ」


「雅くんが、引くほどの溺愛してなかったら、好きになってたかも」

はあ?

え、俺は、思わずルナを見た。

雅が、普通ならルナは、、俺じゃなくても良かったってこと?
そんなのーーーー


「じゃあ、俺普通になる。
普通って分かんないけど、普通になるよ」

ほらっ、やる気出させたし。

めんどくさいことになりそうだよ。

「雅くんは、そのままがいいよ‼」

そう、笑顔で言うから、なんだか俺の胸が軋むんだ。

なんだろう…………モヤモヤする。

「ルナーーー、俺は、ルナじゃなきゃ、ダメだけどルナは、雅でも良かった??」


バカだ、俺の勝手なヤキモチだ。
ルナの顔が歪むのが分かった。

「私は、葵くんしか好きにならないよ?ごめん、不安にさせて」

ルナーーー。


見つめ合う俺と、君。