「ありがとうな、ヤス。

俺、頑張る‼
ルナへの愛なら誰にも負けない‼

溺愛に磨きをかけるから‼」

ほらっ、やる気出たじゃん。
最悪だ。

「ルナ、まだ具合悪い?
俺さ、ルナが嫌じゃなきゃルナん家泊まろうかな。ダメかな?」


「え!!!ダメダメ、嫁入り前の娘の家に。
男が、しかも葵が!?
絶対に狼になる。
けど、どうしても寂しいなら俺を一日借りれる券をあげるよ‼どう???」


「お前、相変わらずだな。

なんだよ、それ。お前のがよっぽど狼になる気しかしねーよ」


雅が、ルナと居て正常とかあり得ないだろう。

「お泊まり会だね~、いいよ。
初めてのことにチャレンジしたいんだ。
初めては、みんなとがいいな」


「"初めては、みんなとがいいな"って女の子が、そんなこと言っちゃダメ!!

けど、ルナがどうしてもと言うなら~ニヤリ」


また、始まった雅の妄想。

「何、雅も泊まるの?
いいけど、ルナに手出すなよ?」

「まっ、葵くん失礼だな‼
し、しないよ」


絶対、ルナを守り抜くーーー。

そう、誓いながら………。