「美織ちゃん、女子校なんだ。
ぽいっね」

そう言うルナも、女子校っぽいよ。
美織ちゃんに負けてないぐらい。

むしろ、女子校ならば心配いらない、とも思うよ。
男関係。

「ん?葵くん、何?」


「ルナが、女子校なら良かったのにな。」


何気な無く呟いた言葉に、何故か君の顔が歪むのを見た。


「一緒にいるの嫌になった?」


はあ⁉

え、何?
「はあ、違うよ‼
女子校なら、安心できるじゃん。
ルナ、可愛いから心配なんだよ」

「え、そう言う意味??」

「うん、当たり前」

「嬉しい‼」

ニコリ、と笑うルナ。
安心した様に、笑うルナ。
誤解が解けて良かった。