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「野村さん、ちょっと誰もいれないでね。
処置室見てくるから」


「はい、分かりました。やっぱり先生、優しいですね」

俺は、看護士に微笑んだ。

そう、作り笑いをね。

野村さんが、出て行った後。
処置室に移動。
点滴に繋がれた南ルナちゃん。
「可愛いな、本当」

最近の女子高生は可愛いけど、可愛いレベルってのを越えてるな。

「あのバカには勿体ない。
マジで、俺が頂こうかな?」

口元が、妖しく笑うのは許して。
誰も居ないし、少しだけーー。


ギシッーー

ベットに手をつき、髪に触れる。
「先生っ…………?」
やばい、目覚めた。
「ンッ、やぁっ!!」

唇に無理矢理キスをした。
「ンッ、ンッ」
バレるのは困る。
やっと、医師として成功したんだ。
自分の病院を持つこと。
「黙ってくんない?

出ないと、もっとひどいことするよ?」

そう言い、彼女の素足に触れる。

「…………っ、離してっ」


彼女の泣き声が
聞こえた。

小さな声が聞こえた。

弱々しい君の声。