「俺は、ヤスも大事な仲間だ。
もちろん、葵もな」


それはずっと過ごしてきた仲間。
ルナのことで、大事な仲間失いたくない。

俺は、ヤスを見た。

楽しそうに、ルナと話してるヤス。
ヤキモチ妬かないなんてことはない。
だけどーーー

ルナの笑顔も、守りたい。




ルナが、笑ってるのが一番。

これは、最近、思うことーーー。

母親のこととは、関係なくルナが好き。
君を溺愛するのは俺の証。

だけど、、君が嫌いにならない程度に愛したい。

「好きだよ、ルナ」

君にこの声はきっと届かない。

君が不意に俺に気づく。
「雅くんっ!!」

君が手を振るその先には、俺。

葵だっているのに、君が見つけたのは俺。

そんなん、止まらないよ。 
君を好きなこと、止まるわけないよ。

俺は、いつもの笑顔で手を振った。