「俺も一日中いるし、どっちでもいいよ」 …いや、学校行けよ。 とは言えず、苦笑いを漏らして、じゃーねと手を振った。 「お前、家に帰りたくねーのか?」 ドアを開けるなり、そう聞いてくる波留多。 「うん、帰りたくない」 「誰も帰ってこないし、1人だと余計に考えちゃう」 「ふーん、じゃあ行くぞ」 …話聞いてた? 私、家帰りたくないんだけど。 そんな声も無念に届かず、波留多は私を後ろへ乗せるとブォォオンという音を立ててその場を去った。