「やっと見つけた。やっとだよ勇ちゃん!何してんの!?何年探したと思ってるの?!」 「茉菜。帰れ」 「嫌だよ!こんなところにいるより家に帰ってちゃんと話し合って」 「こんなところ?」 こんな暖かい所をこんなところという茉菜さんに理解ができなくて。気づいたらわたしはそんな声をかけていた。 「あなたにとってここは、こんなところ、に見えるの?」 光のない声で話しかける。 「咲良ちゃん、いいから」 「ねえ、勇太がなんであなたが何年も探すような場所にいるか分かってんの!?!?」