「で、黄竜の総長様がお迎えと」




目の前に1人で現れた了雅に隆騎が威嚇を始める。

…動物かって。





「約束でしょう、はい隆騎、下がる」




ついでにハウス、と口走ると俺は犬じゃねえって反論された。




「んじゃ少し預かるよ」

「余計な事すんなよ」





低く響いた波留多の声に了雅は短く返事を返した。