心カラ恋シテル

サイズは知らないけど、私の倍はあるわよ!倍は!


はしたないけど、「こんちくしょう!!」って叫びたいくらいよ!


あらかじめ用意されていた服に袖を通しながらそんな事を考えていると、雪和が帰ってきた。



「本日は、キャンデー茶を特別な製法で加工した格別なものになっております。」



言いながら、テーブルに紅茶を置く。音を一切立てないその仕草はやはり年の功というか、長年の技を感じる。





私も礼儀作法とか所作はしっかり習ってきたけど、使用人はもっと洗礼された使用人ならではの美しさがある。




「志様、御当主様がお呼びになられておりました。ただいま、湘葉様が遠征に行っていらっしゃるようなので、湘葉様がお帰りになる明日に第2ホールへ、と。」