「あたし…颯斗のことが好きなの。大好きなの…っ!諦めようって思っても…っ……ダメ…だった…っ」
颯斗の服の胸元を掴んで、必死に伝える。
感情に任せた想い。
時々漏れる嗚咽。
糸が切れたかのように、感情が、涙が溢れて止まらなかった。
「あたし…どうしたらいいのか…わかん…なっ…い…。颯斗が…好き…だから…っ…迷惑…かけたくないのに……」
伝えても伝えなくても、結局苦しいだけだった。
教えてよ…。
どうすることが正しいのか。
颯斗なら、一瞬でこの苦しみを消してくれるでしょ?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…