「…ふぇっ…」 大粒の涙と共に抑えきれない嗚咽が病室に響く。 お父さんと言い合ったせいでこんなことになって。 感情的になり過ぎたんだ。 そのせいで…。 颯斗……ごめん。 ツリー見に行くって、約束したのに…。 『絶対に1人で泣かないこと』 この約束さえも守れなかった。 なんであたしはいつも、颯斗との約束が守れないんだろう…。 こんな自分が本当に嫌になる。 悔しいよ…。 「希愛?」 その時、あたしの名前を呼びながら、ドアが開く音がした。