颯斗に出逢ってからだ。 昔は何に関しても無関心だったくせに。 いつの間にか、あたしの中にこんなにも激しい感情が表れて。 今まで、誰かのためにここまで必死になったことがあっただろうか。 颯斗がいないだけですごく苦しい。 まるで、光の届かない深い海の底にいるみたい。 周りには何もなく、あたしを照らす光さえもない。 手をのばしても、何も掴むことはできない。 誰もいない。 何も見えない。 そんな場所にただ一人。 息苦しくて、このまま死んでしまいたくなる。