画面に写る颯斗の連絡先。
どうしよう…。
嬉しすぎて涙出てきそう。
「あ、写真撮りたい!颯斗撮ってもいい?」
「なんで俺なんだよ。一緒に撮ればいいだろ」
「いいの?」
「何でダメなんだよ」
「なんでだろ?」
自分で言っといて、分かんないや。
あはっと思わず声が出た。
「これ、どこで撮るの?」
「貸して」
言われた通り、颯斗にスマホを渡すと、肩に腕を回され2人の距離が一瞬で近くなった。
───カシャ…
画面の中の颯斗はニカッと笑い、あたしの顔は真っ赤で、おまけにきょとんとしていてどこか間抜けそう。
だけど、すごく嬉しい。
颯斗とあたしの1枚目。
大切な思い出。

