「ねぇねぇ、お名前、なんていうの?」 突然、顔を近づけられ、びくっと体が震えた。 まつ毛長い…。 肌綺麗…。 この距離から見ても、シミの1つさえ見えない。 スキンケア何してるんだろう…。 …って、そうじゃなくて、名前。 「あ…、えっと…。星宮 希愛っていいます…」 恥ずかしさのあまり、だんだんと小さくなっていく語尾。