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…それから、球技大会も終えると、暦はすでに10月になっていた。




球技大会の結果は、なんと準優勝!

決勝で、紫苑先輩のクラス3ー7と当たり、負けてしまった…。

さすがに紫苑先輩と本職先輩キーパーのいるクラスには勝てない。

瞳真のクラスも決勝目前でこのクラスに敗退していた。




そして、10月になるとそれとなく忙しくなっていた。

今度は全国大会予選が始まる。

サッカー部も、野球部も。




そして、あれよあれよと一ヶ月が経とうとしていた。






「明日の決勝のベンチ、せづにお願いしようかな?」

「…え。えぇっ!」



決勝戦という大事な日の前日に、重大任務を言い渡される。

先輩マネ二人から。



「な、何でですか!普通ベンチに入るのは先輩マネじゃ…!」

「…と、いうのはね?明日、決勝戦なもんだから、OBの先輩方もたくさん応援に来てくれるらしいんだ?歴代のマネたちもみんな集合するかもしれなくて。だから、私たち上級生マネがスタンドで接待に回ろうかって話してたんだ」

横で愛マネが「竜堂先輩も来るし…!」と、うふっと笑っていた。

…そこが目当てですか。