ギザギザで整ってないコンクリートの隙間に雨水(アマミズ)が垂れる
水槽に入った私は今も外を降る雨水に見られてる
地下室の窓ガラス越し
金曜日の詩

落花流水
ミズながれおちるハナ
木曜日の詩

躑躅が縮んで枯れてた。
赤い花、赤白の花
白の花
同じ肌色に落ちていた
水曜日の詩

からからの茶色い葉がある
落ちたら腐葉土になるだろう
染みたらイノチになるだろう
火曜日の詩

白い花が咲いていた
沢山沢山咲いていた
だから緑がぼやけてた
月曜日の詩

不完全な形は華だったモノを示す
雨で落ちたる一枚の
花びらがソレを華でなくした。
日曜日の詩
04.May.

葉桜を上から見下ろしただ惜しむ、雨と散る華、雫と桜
若葉に覆われ
桜色面影も無し
ひらひらとおつ(落)見上げ痛める樹に咲く桜

舞うかな桜
春風に包まれて
04.April.

行かねば死なず、水浴の鳥、山口へ
鍛練をさせるのでない
土くれにかわるまで終わっていない
折レタ口バシに彼女ノ精神(こころ)ノ痛ミヲ見タ

私ノ居ナイ私ニ用ハナイ

プロゴルファーは野次の中プレイしている

猫が居眠りする公園で
数羽、鳩があるいていた
人も一人歩いていた
04.February.