「ふぅ…やっと解放された。」 私はそう呟きながら大きな伸びをした。 「総司のせいでこんな夜遅くに なっちゃったじゃん!!」 (ヨモギも連れて行かれた時 どっかいっちゃったし結局お菊さんに言われたこと一個も遂行できてないんだけど!! これじゃただほっつき歩いてた不良息子?見たいじゃん!!) 「はぁーー。」 自然と出た溜め息が白く色づき 夜の刺さるような寒さを実感する。