本日は「怨返し―赦されない私の罪―」に目を通して下さってありがとうございます。

この作品を読んだ際にかかった時間が無駄だと思われないような作品だったら嬉しいです。

今回の物語はイジメから始まる復讐劇ですが、世間も今注目中のイジメ問題。
たまにテレビやSNSに目を通していると、そのワードがあるのは滅多にないとは言いきれないです。

個人的な感想ですが、イジメは自然動物の上下関係に結構似ているなと思いました。やっぱりどこに行っても上下関係は存在し、下にいるものは歯を食いしばり、上の者には逆らえないのだなと思ってます。
人間社会でもそういう関係性はありますが、自然動物に関しては力こそ絶対ですから。それこそイジメに近いのだなと思います。


ですが、かといってイジメがいいものとは全く思っていません。人間は自分の思いを言葉にして伝えることが出来ますが、それを武器にして相手を傷付けるわけですから。
そしてイジメの大部分は目的は自己満足です。
話は少し逸れた気はしますが、イジメがいかに卑劣な行為だというのを、今回の物語を通して少しでも伝わってくれたら幸いです。


物語は主人公千澤 依奈が幼馴染である佳川 章太がいじめられているのを知っていながら黙秘し、章太が自殺をした所から始まります。
依奈は章太の自殺をしたこと、自分が一歩踏み出せないことを悔やみます。